Vine Linux いきなりツマヅキ
 ハードウエアがやっとのことで完成(?)していよいよVine Linuxのインストールと設定に入ります。ここでもハードウエア作成の時のように嘆きを味わうことになるのです。
 
Vine Linux6.1インストール
ここはとりあえず難無くクリアーしたのですが。。。。
   
Vine Linux6.1設定に入る前に。。。
ネットワークに繋がらない
 Vine Linuxの細かい設定に入る前に、Windows機からリモート操作をするための設定をします。これが出来ないとLinuxの設定は結構面倒です。ただ、これをやるからLinuxが上達しないとの見方もりますが。。それはともかくSSHサーバーの設定をしなくてはなりません。
 設定と言っても実際SSHサーバーの設定は何も無くてTeratermやPuttyから接続するだけなんですけど。。

 早速、Windows機のPuttyからLinux機に接続を試みるのですが、どうしても繋がりません。。。。
Linuxインストールをミスったか?。。。と疑い、Linuxを慎重に再インストール。。。
再度SSHサーバーを確認。。。でもやっぱりダメ。。。
これまた過去4台のLinuxサーバーを作った時には経験しなかったこと。。。

いろいろと調べながら原因を探ると、どうもeth0が動いていないようです。
 
# ifconfig eth0


eth0 リンク方法:イーサネット ハードウェアアドレス 80:**:**:**:**:0F
BROADCAST MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバーラン:0 フレーム:0
TXパケット:59 エラー:0 損失:0 オーバーラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RX bytes:0 (0.0 b) TX bytes:5403 (5.2 Kb)
割り込み:19 ベースアドレス:0x2000

inetアドレスが無い

次に

# /etc/rc.d/init.d/network reload


インターフェース eth0を停止中:          [
失敗 ]
ループバックインターフェースを停止中:      [
OK ]
ループバックインターフェースを活性化中:    [
OK ]
インターフェース eth0を活性化中:          [
OK ]

ネットワークが起動した

もう一度

# ifconfig eth0


eth0 リンク方法:イーサネット ハードウェアアドレス 80:**:**:**:**:0F
inetアドレス:192.168.0.203 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: ******************************/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RXパケット:7661 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:781 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RX bytes:543196 (530.4 Kb) TX bytes:48180 (47.0 Kb)
割り込み:19 ベースアドレス:0x2000


 
  今度は正常のようです。
inetアドレス:192.168.0.203 がありました。

それにしても、Linux起動でネットワークが立ち上がっていないのはなぜでしょうか。。。
 
   
ネットワーク起動しなきゃ
こんな時使うのがchkconfigコマンド。

# chkconfig --list network

network 0:off 1:off 2:on 3:on 4:off 5:off 6:off

ランレベル4,5がonになっていない

ネットワークを自動起動する

# chkconfig network on


再度

# chkconfig --list network

network 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
ランレベル3~5がonになった

これで、次回のLinux起動時もOKのはずだ。
 
   これでPuttyが使えるぞ!!とばかりにWindows機からputty起動して接続を試みる。
・・・・・・・・沈黙
・・・・・・・・・・・・タイムアウトエラー発生

おいおい。。。。まだダメかよ~~(も・・エエカゲンにしてやっ)

 
eth0がおかしい・・・現状分析  
  でも。。。考えてみたらどうもおかしい。。。
Linuxインストール直後に
 
 
# apt-get update
# apt-get -y dist-upgrade

 
  をしたけど問題なかったはずだと言う事を思い出しました。確かに大丈夫だったのだけど。。。ってことはハードの問題だろうか?

 で。。色々と調べているうちに発見したのが、Linux機(本機)の電源OFFから電源ONまでの経過時間でネットワークが正常だったり、異常だったりするようです。
 電源OFF後から電源ONまでの時間が1分20秒ぐらいを境に、正常、異常の症状が分かれるようなのです。キッチンタイマー片手に10回。。20回。。電源OFF、電源ONを繰り返し挙動を探ります。
 電源OFF時間:1分18秒未満だとネットに繋がらない
 電源OFF時間:1分18秒以上だと正常

これって何?
この症状から推測されるのは、やっぱりハードの問題。。。。ですよね。
それともデバイスドライバの問題??

あ~理解出来ない変な症状

原因解らないと次進めないと言うかスッキリしない。。それより、ハードダメならクレーム処理しなければならないし。。

 それなら、Windowsだったらどうなるか試してみる価値あるだろうと思いつき、眠っているHDDを取り出してきてWindowsをインストールしてみます。
 デバイスドライバもインストールして。。。インターネットに繋げてみます。正常です。電源OFF~電源ONを何度繰り返しても1分18秒の異常は起きない。となると、ハードの問題ではなさそうな気がしてきた。

 となるとLinuxのデバイスドライバーの問題だろうか?再びLinuxのSSDに取り換えてデバイスドライバーをインストールすることにします。

 
苦しい対応
   いざ、実行しようとして。。。ハテ?
どうすりゃいいの?? デバイスドライバのインストール??
情けないことにその方法がわからなくて。。半泣き状態^^;
 気を取り直して何とか検索してその方法を見つけることが出来ました。
まずは、デバイスドライバのダウンロード。デバイスはRealtekのRTL8168/8111 Family 
wgetでのDL方法がイマイチわからなかったので仕方なくWindows環境からr8168-8.036.00.tar.bz2をDLしてFFFTPでLinuxのrootにアップロードしました。

次はインストールです。こんな感じで。。
 
 
展開

# tar zxvf r8168-8.036.00.tar.bz2

展開されたディレクトリへ移動
# cd /r8168-8.036.00

ソースコードをコンパイル
# make

インストール
# make install

 
  うまく行ったようですので再度テストをします。

電源ON-OFFを1分18秒問題に合わせて繰り返し行いネットワーク接続の異常有無を確認します。

 以前と違って、何だかLinuxがスムーズに立ち上がる。と言うかネットワークが問題無く立ち上がるためネットワーク起動にかかる待ち時間が無くなっているようです。
何度やっても同じ。。。イイ感じです。。。ネット接続も問題ない!!

これでやっと、サーバー機としての設定に入れそうです。それにしても疲れました。。Linuxの設定を7月5日から初めてからもう10日も経過してしまいました。
でも、まぁ。。。順調に行けばそれに越したことはないけど。。トラブルがあると勉強しなきゃ解決しないし。。。ちょっと疲れたけど、いい経験と言うか勉強させてもらったと言うことで自分を納得させます。

と言う訳で。。。
このベアボーンは「正常動作する」と決め、この時点で光学ドライブの電源とSATAケーブルを取り外します。以後、光学ドライブを使用することはほとんど無いですから、節電も兼ねてここでお役ご免にします。

ここでめでたくハードが完成の運びとなりましたが、何かスッキリしないものを引きずりながらLinuxの設定に入ることにします。
Linuxの色々な設定は、また別の機会に書くとして今回は割愛します。



   
       
       
       
       
       
       
       
       
       
     
2014.09.16