ハードウエア作成
 サーバーはクライアントPCなどとは違って常時稼動し情報発信するものなので、そのハードウエアは高度の信頼性が要求されるものでなければならないのです。故障は極力して欲しくないものです。
 外観はタワー型で、CPUはサーバー用のGEONプロセッサーを搭載したいかにもサーバーっぽいものにしたいところです。でも、やっぱ現実はなかなかそうは行きません。自宅で個人で運営するには極力電気を使わず安く作れるハードになってしまうのは仕方ないですよね。
 信頼性の高い低いは別として、万が一の事態に備えて予備機は必須ですから最低2台は用意する必要があります。そんなことも考え合わせるとどうしても普通のハードウエアになってしまうんです。
 という訳で今回もベアボーンで作成することにしました。最近ベアボーンがめっきり少なくなってきましたが、その中からキューブ型を選択します。そこそこの性能で設置も安定しているとの理由です。
前回作成した5号機は写真右側の白バージョン(SH61R5)を使いましたので、気分を変えて左側の黒バージョン(SH61R4)で作ることにしました。

必要な部品はざっとこんなもんです。
ベアボーンって、ホント間単に出来ちゃうんです。
・CPU
・SSD(HDD)
・Memory
あと、写真には無いですが、OSインストール時に光学ドライブが必要になります。

メモリー2枚を取り付けます。
向きに注意して確実に!

CPUを取り付けます。
CPUの下(端子)面には絶対に触らないように気をつけて。
取り付け方向を間違えずに。
確実に取り付けます。

グリス塗を塗ります。
この灰色のグリスはCPUからヒートシンク(放熱器)に効率よく熱を伝えるためのものですのでしっかっり全面に行き渡るよう塗ります。
グリスは通常ファンやベアボーンに付属していますがグリスを必要としないファンもあります。

ヒートシンクを取り付けます。
LGA1155のファン(ヒートシンク)の取り付けは十分注意します。
4カ所の取り付け穴にしっかり”カチッ!!”と音がするまで押し込みます。そして、ファン(ヒートシンク)に浮きやガタツキが無いかどうか確認します。
不完全だと後で泣くことになるかも知れません。
ちなみにSH61R4/R5ベアボーンはヒートシンクとファンが付属していますのでCPU付属のファンは必要ありません。

SSDを取り付けます。
SSD付属の2.5"用ブラケットに取り付けます。

上記SSDを3.5"ドライブベイに取り付けます。

SSDがマウントされたドライブベイを本体に取り付けます。
同時に電源ケーブルとSATAケーブルをSSDコネクタに接続します。

最後に光学ドライブ(DVDドライブ)を取り付けます。
同時に電源ケーブルとSATAケーブルを光学ドライブコネクタに接続します。
 ハードウエアの組み立てはほぼこれで終わりです。ベアボーンキットはこんなに簡単なんです。あとは、OSをインストールして、ある程度ソフトの設定が出来たら光学ドライブを取り外して(もちろん取り外さなくてもいいんですけど。。。)ケースカバーを取り付けます。
 このあと簡単なチェックを行います。
  ディスプレイ
  キーボード
  マウス
  電源コード
を接続して。。。
接続に間違いが無ければ。。。
電源ONします。

こんな画面が出ればとりあえずOKです♪

次にOS(VINE LINUX)のメディアを光学ドライブにセットして、電源再投入します。
Vine Linuxのセットアップ画面が出たので次にOSのインストールを行います。
2014.09.01